マーケティング(ABM/MA)に興味ありな大学生(卒論提出済み)のサイト。本のメモ、メディア記事メモ、Twitterメモなど個人用。卒論のテーマは「マーケティングオートメーション」「Mauic」関係でした。 自分用メモですが、ネット上の誰かのためにもなったら幸いです。

「データ・ドリブン・マーケティング」=直感や経験に頼るのではなく、データを基点に状況を認識し、マーケティング戦略を構築し、実行していくというプロセスのこと
・分析ができる人になりたければ、まずは会社の財務諸表をきっちり把握すること
・P/L(損益計算書)とB/S(貸借対照表)で会社の状態を把握し、それを入り口に進むべき方向性を考える癖をつけていくのがセオリー
・マーケターならば当然、トップライン(売上高)とボトムライン(純利益)、それらに影響を与えているビジネスドライバーを一つひとつ、解明していく必要がある。
・たとえば、今期の売上高が100億円だったとする。それを52で割ると、1週間の売り上げが1億9000万円と出る。そこから私の場合、1週間で1億9000万円を生み出したのはいったい何なのかを問う。すなわち、1億9000万円という売り上げは、何人が何回、いつサイコロを振った結果なのかを考える。
・世の中は確率に支配されている。消費者があるブランドを購入する確率、つまり毎週の売上高も、いつ、何人が、何回サイコロを振ったかで決まる。
「ポアソン分布」=、一定期間の中でまれに独立して起きる事象の回数が、どのように分布するかを説明するのに使われる。
・たとえば、1週間のうちに私が缶コーヒーを購入する頻度は5回だったとしよう。もちろん毎週必ず5回買うとは限らない。週3回だったり、週8回だったりするときもある。
・もっと長期で、たとえば1年を通じて眺めてみると、私が缶コーヒーを何回買うかの確率は、平均回数5を中心に、山のような形で分布している
・酒やたばこなど依存型の消費を除けば、実はほぼ全部のカテゴリーで個人の購買行動はポアソン分布の形状で表される。テーマパークのチケットもトイレタリー商品もビジネス雑誌も、この意味では同列だ。
・重要な示唆は、人間の行動には一定のサイクルがあるということ。個人個人を見ると買ったり買わなかったりしていても、合算すると、確率分布に従っている。
・われわれにできるのは、市場全体で見たときの購買の平均確率を上げること。それに尽きるということだ。

◎ポイント
・認知率、配荷率(客の手の届く範囲にどれだけ商品を配置できているか)をいかに伸ばすか
・相対的好意度(プリファレンス)を高めて、自社が選ばれる頻度をいかに上げるか

・真の分析とは、リーダーシップを伴うもの。誰に何をインフルエンス(影響)させたくて分析しているかが、つねに頭に入っている

【小ネタ】
・ユー・エス・ジェイが社運を懸けて成功させた「ハリー・ポッター」のプロジェクトも、確率思考が基盤になっていた。USJがV字復活するには、選ばれるサイコロの目を現時点のXからX‘(エックスダッシュ)まで大幅に引き上げる必要があった。
・あらかじめ目的を設定したうえで、このギャップを十分埋められる強力なブランドはいったい何なのかを逆算し分析していった。


【毎日の問いかけ】
・自分は今日プリファレンスを上げたか?
・何人お客を増やしたか?


引用:http://toyokeizai.net/articles/-/175393 
2017/6/11

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