マーケティング(ABM/MA)に興味ありな大学生(卒論提出済み)のサイト。本のメモ、メディア記事メモ、Twitterメモなど個人用。卒論のテーマは「マーケティングオートメーション」「Mauic」関係でした。 自分用メモですが、ネット上の誰かのためにもなったら幸いです。

グローバルマインド超一流の思考原理 藤井清孝

はじめに
・過小評価されがちな日本
経済規模や実力のわりに、世界の舞台で過小評価されている日本の存在感や発言力の小ささ
・人ベースで存在感の薄い日本
世界市場で存在感があった1980年代でもあくまで日本の家電製品、日本製の車が主役→人の発信力がない(英語の問題?)
・人生に他人の処方した単純な「傾向と対策」など通用しない
「人生は常に個別解であり、自分が何者かを知り、自分がこの世に生を受けて生きた理由を死ぬまで追い続ける」という態度が必要
・日本人と欧米人の違い
各論には強い。「正解」らしきものが存在していそうなテーマが与えられると、現実的に1つずつ課題をこなし、「正解」を見つけ出す。
重箱の隅をつくような議論で、自分だけが知っている細かい裏話の知識をひけらかしたり、鬼の首を取ったように物事の例外を見つけたりするのも得意だ
しかし全体最適を睨みながら、新しい大きな構想を練ったり、個々の事象の底に流れる多きな構造的な力を見出すのは得意ではない。
これらの着想には多様な経験からくる、従来の発想にとらわれない新鮮な視点が不可欠である

第1章 職業選択に見る人生観
不動産探しから学んだ教訓
・通常でないやり方をやろうとすると、周囲の人、特に昔ながらのやり方でも儲けている人たちは、必ず新しいやり方が世間しらずの
青臭いやり方であるとの立場を取る
・自分にとって大切な条件をあらかじめ判断の軸として持つこと
・できるだけ1次情報を取り、中間の人に情報操作されないこと
例)今とりあえず空いている物件、市場に出ている物件の中あら一生住む家を選ぶやり方
→最初から決まっている選択肢の中での競争という図式、裾野にある選択肢や従来になかったキャリアパスの考え方の入り込む余地はない
自分を因数分解する
・まず自分がどういう人間になりたいのか、それまでの人生を正直に振り返って、時間をかけて問答した
・「国際的に活躍できる職業」「プロの仕事」がしたいという軸を発見
・「プロの仕事」=滅私奉公するサラリーマンではなく、特殊なスキルによって若くても大きな責任を持たせてくれる職業をイメージした
・「マッキンゼーに就社するな、自分を高めるために利用しろ」OB訪問にて言われる
・当時のマッキンゼーに対する批判「経営コンサルティングは日本では根付かない。日本人はアドバイスやソフトには金を払わない」「日本企業ではみ出したドロップアウトの行くところ」
・入社に興味のない日本企業をわざわざ受けにいって、面接の最後にマッキンゼーで会社知っていますか。どう思いますか?と聞いた
・その会社を辞めて、マッキンゼーに転職した人たちの評判も聞いた、プロジェクトを依頼したクライアントにも話を聞いた
・「イメージ」と「事実」の違い。→できるだけ一次情報を自分で掴み、中間の人たちに情報操作されない教訓
・「何が真実か」を執拗に追求する態度を持ち、いろんな測量点を持って自分なりの仮説を検証していくアプローチの大切さを思い知らされた
・日本人は転職の経験が少ないので、自社の内容は熟知しているが、他社のこととなるとイメージをベースとして意見が多い
・自身に多様な経験がないと、自分が特別であるとの錯覚を持つ場合がある。
・人間は同じ環境に長くいると、内向きの見方をベースとして思い込みが醸成され、外部から見たときの視点に気づかなくなる
助言者自身の思い込みに影響されない
・成功している人は自分の取った選択が最良であると思い込みを持ち、それをベースにアドバイスしてくる
・単に自分の過去の決断の正当化を目的としているようなにおいを感じた
・本(アメリカのビジネスエリート)を購入した後夢中で本を読む。その後、出版社に電話をして、就職に悩んでいる自分の状況を説明し、著者と直接話したい旨を伝えた。(自分の携帯番号を教える)
・日本企業に就職したクラスメートの話を聴くと、豊富な研修プログラムの真っ最中で同期入社との飲み会で忙しく、その会社に早く染まろうとする皆の努力が見え、
自分との境遇の差に驚いた。私には研修らしきものも、同期入社もないに等しく、まさに渦の中に1人で放り込まれたみたいであった


第2章
・最近の日本の学校では「自分は自分」という考え方を、競争にさらす前に植え付けているように見え、ひ弱な人間を作りだしている
・ハーバードケースメゾット 実際にあった企業のケースを題材にし、「君ならどうするか」という視座から、ソクラテス対話式で常に教授と生徒、生徒同士が議論をとるやり方
・議論を通じて業界、企業の課題分析に始まり、組織のダイナミックスやリーダーのあるべき姿をあぶりだすやり方

第3章
素早く学ぶフレームワーク
コンテキスト=背景 時代の潮流(抽象的に)
ドライバー=牽引 物事の流れを根本的に支えたり、変えている力を探す 構造変化の要因 (具体的に) 
トライアンギュレート=三角測量 賛成/反対/中立 弁証法的思考
トレードオフ=表裏 決断の反対側を意識 選択/捨てたもの

(省略)

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