マーケティング(ABM/MA)に興味ありな大学生(卒論提出済み)のサイト。本のメモ、メディア記事メモ、Twitterメモなど個人用。卒論のテーマは「マーケティングオートメーション」「Mauic」関係でした。 自分用メモですが、ネット上の誰かのためにもなったら幸いです。

『情報を捨てる技術』 諏訪邦夫
・処理できる情報量には限りがある
・情報が多いほどよいわけではない(幸せを感じているわけではない)
・処理できる量は限られ、「読むべき本や論文」がたまり、「読みこなせない」気持ちになる
・「情報を得る努力」は「頭を働かせてその情報を使う努力」とバランスととらねばならない
・「情報を獲得する」のは使うため
・「頭を使う」ことこそ意義がある
・情報を取り込むのはその補助に過ぎない
・有限な頭脳の働きを生かすには、情報の有限化が必要 (無制限の情報は捨てる)→捨てる勇気が必要
・情報を捨てる→情報を投資する

第1部
・不要な情報を初めから「捨てかかる」
  • 実務に役立つか?
  • 生活に関わるか?
  • 売上に繋がるか
  • コスト削減に繋がるか

■情報全般
・寿命の短い情報は捨てる

・繰り返し登場する情報は捨てる
→必要になった時点で手に入れる
→鉄道の時刻表は便利だが、毎月は購入しない
→必要なときに必要な量だけ入手する

・発信者が理解していない情報は捨てる

・手に負えない情報は捨てる
→時間もエネルギーも有限→能率よく使わねばならなあい
→義理で情報に付き合う意味はない

・類書が10冊あったら9冊は捨てる

・「装飾」情報へのこだわりを捨てる
→少しは役に立つが、なくてもすむものは捨てる

・リズムが合わない情報を捨てる
→嫌いな者は身につかない(損切り)
→迷ったら捨てる、所詮、迷うほどの情報
→自分にとって重要である可能性は低い

・専門誌の記事や論文の捨て方
→タイトルで捨て、要旨で捨て、図表で捨てる
1.目次をどんどん見る(ただ眺めるだけ)
2.気になる記事があったらマークをつける
3.雑誌本体をめくる
4.気になるタイトルや著者が見つかったら要旨(結論)を読む
5.要旨が気に入ってさらに読みたい場合、図表を読む
目安:1冊の雑誌は、10〜20分程度で眺め終える
1時間かけるのは読みたい論文

目的
背景
方法
結果
結論

結論のみを読む。(時間は有限)


・捨てるべき「講演」「講義」
→前提として情報量は不正確、少ない
→1時間の話を聴くために往復に何時間もかけたり、時には費用をかける
→勉強する気になる、新しいテーマに取り組む気持ちになる、今までどうしてもすっきりしなかったことが分かる
ものは講義のほうが多い(感情面で優位)
→感情優位後の行動は能率良くなる

では捨てるべき講義は?
・すでに知られている事実だけを羅列するもの
・たとえ新しいことでも自分で本や論文を読めば短時間に正確な情報の得られるものなら、講演や講義を聴く価値はない

■ネット情報
・インターネットは情報の宝庫という意識を捨てる→圧倒的に石が多い。
・つないでから探すという態度を捨てる→つなぐ前にテーマを決める
・ネットの無駄時間を捨てる
1.1回のアクセスは10分間と決める
2.どこにアクセスして何を調べるのかを予め詳細に決める
・検索3ページ目以降は捨てる
→情報は処理する点に意義がある。ただ取り込んだだけでは無意味。
→本を購入しただけ、インターネットのページを写しただけでは自分の情報ではない(ただの運送)
→自分用にするためには「選択」が必要
→選別するのは、立ち止まって選ぶ過程を意識して加える
・使えない英語情報は捨てる
→高速で情報を取り込むの日本語が有利
→いくら良質でも使えないものは役に立たない
→使えない情報は捨てるべき

英語は
・廉価
・高品質(特に学術情報)→科学的な情報は英語にしかない
→日本語は存在しても分野が限定され、質が低いか、二次情報(解説や英語情報の翻訳)がほとんど

*英語では「高速の読み書き」を重視
→シンプルな表現(複雑な構文などはいらない)
→英会話より議論、意思疎通をしたいから
便所の位置を聴く情報はいらない

第2部
すでに存在する情報は資料を「捨てる」方法
・入手可能なら捨てる

・使った記憶も形跡もないものは捨てる
→自分の情報化はストック価値が生じる
  • 書きこみした
  • メモをつけた
  • 要旨をまとめた
  • 外国語の論文を1文で一部日本語化した
といった操作が加われば「自分の情報化」でストック。

・古くなったら捨てる
・「押出しファイリング」で捨てる
・フローとストックの観点から捨てる
・捨てる決意が発見に繋がる



コラム2
・求めているのが「知識」なら、「全部分かっている」場合は、捨てる理由になる
・しかし、求めているのが「解釈」や「認識」だったら、「全部わかっている」と感じたものが案外目的にかなったすぐれた本かもしれない

コラム14
・身につける段階では、1つ1つステップを意識して大脳を使う
・反復練習でプロセスが小脳に移され、小脳に回路ができると意識せずに自動的にできる
例)歩行、ランニング、スポーツ、自転車や自動車の運転、言語活動(会話)、楽器の演奏など
・教育は大脳の中の情報量を増し、大脳内部のネットワークを複雑化精密化するプロセスに対し、
トレーニングは大脳を使って小脳を鍛えるプロセス
・トレーニングには繰り返しが必要だが、下手なら自動化できない
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