マーケティング(ABM/MA)に興味ありな大学生(卒論提出済み)のサイト。本のメモ、メディア記事メモ、Twitterメモなど個人用。卒論のテーマは「マーケティングオートメーション」「Mauic」関係でした。 自分用メモですが、ネット上の誰かのためにもなったら幸いです。

・私自身は、マーケターとして、実はこういったセミナーを聴講することはありません。365日、学ぶ機会はいつどんな時でもあります。いろんな情報が耳に入ってくるので、それをどのように自分の中で活用するか、現場を離れた今もいつも考えています。きっと皆さん、クライアントの成功事例とか有効なテクニックが知りたいと思うのですが、それをそのまま自社や自分の仕事に流用しようとするのでは、まったく意味がない
→セミナーや講義に参加しない。自分で365日考えている。

・他社の成功事例を集め、それを真似をしても差別化は図れない。得た情報を応用し、自らの頭で考えることが重要

・マーケティングの役割:製品やサービスを使って欲しいエンドユーザー(消費者)の、従来の行動パターンを変える
(何も知らなかった消費者に知ってもらう、理解してもらう、好意を持ってもらう。そして、顧客になってもらう。そもそも存在を知らない、具体的に自分に何をしてくれるのか解らない製品やサービスを、いきなり「使いたい」とは誰もが思わないだろう。)

・ブランドになるということ:名前が出た時点で、このブランドはこういうブランドだよね、という好感を持った状態にクリエイトすること
・これには最低数年はかけて、耳にタコができるくらいメッセージとして届けていく必要がある。覚えてほしいことをある程度正確な状態で理解してもらうまで、受け取る方は咀嚼する期間が必要
→ブランドは一朝一夕にはできない

・大切なのは“ポジションを定める、ターゲットを定める”ということなんです。1点だけに集中する
→ブレたらやり直しになる。

・誰々が推奨するとか、どういう研究開発の背景があるとか、製品の能力に対して根拠があった方がいい。製品やサービスから生まれ出るイメージ以外にも、付属する情報は大切です。特に日本人は、より強固にブランドをイメージするために、そういう情報を気にする国民性がある。私がよく言うのはブランドイメージの創出は、それを“買わざるを得ない人”を生み出すことだと思うんです」

→キーワード
国民性、製品の機能の根拠、付随情報

・エンドユーザーのリアルな姿、そして自社製品や他社製品についての理解がないと、まずコミュニケーションに現実味が生まれない

・「エンドユーザーのライフスタイルを自身で理解すること。製品について理解すること。この理解が薄くはないでしょうか。自社製品と他社製品はどこがどう違うのか、解らないことは部署をまわって聞く。このコミュニケーションによる深い理解あってこそ、最初の一歩が成立します」(和田氏)

・そして次に行うのは「ポジショニング」だ。目的に向かってどう進んでいくのか、道筋を立てる。目的地への地図とはつまり戦略のことを指す。初めて向かう場所へ地図なしに歩みを進めることはまず不可能だ。

・ポジショニング・マップを描くことで、限られた選択肢からその時々で最適な施策をチョイスすることができるようになるという。若いうちからこれを身に着けておくことを和田氏は薦める。

・「戦略とはつまり、限られた選択肢の中から選ぶ、捨てる、ということです。色んな情報を集めて選択肢をとっておく、そうしてるともう戦略が戦略でなくなってしまうんです。真似することも戦略ではありません。出来る限り新しく、かつ正確に前へ進める選択肢である必要があります」(和田氏)

→何かを選ぶことは、何かを捨てることを意味する。

・売れないものを売るから営業がいて、開発やマーケのバックオフィスは売れる製品を設計しなくてはいけない。「選ばざるを得ない」とまで、口説き落とすことがマーケターの仕事だと和田氏

・「とてもめんどくさい、誰もやったことがなかったこと。他の競合はみんな避けてきたことだった。後発なんだから新しいところを狙って目玉の企画にした。子供にインタビューし、保健の先生のインタビューをし、いろんなインタビューを集めた。時間もお金もかかったんですけれど競合のやらない戦略で打ち勝つことができた」(和田氏)
→足を動かしてデータを集めていた

・「新しいジャンルを作る人たちは、よりパワフルなストーリーを打ち出す必要がある。経験則への過信がブランドの生存を危うくする可能性があるんです。エンドユーザーや製品への理解が古びていく。これは常にアップデートしなくてはなりません。日々新しい考え方が表れ、ライフスタイルはどんどん変わっている」

・時代が変われば、選択肢や言葉選びも変わる
・多様な背景を持つ人々が、それぞれ違う目線で見ているさまざまなものから、吟味し取捨選択し、そしてイノベーティブが生まれる。時代が変わればエンドユーザーのライフスタイルも変わる。それに沿うストーリー、想定上の解決策を提示してくれる製品を提供することで、よりエンドユーザーの満足度は向上し、ブランドは永続的なものへとなっていく。

・マーケターの役割は製品の力を最大化することであり、言葉選びや表現を変えることはあれど、根本的なストロークには変わらないところもあるはず

・消費者が言ったとおりにしてもろくなことがない。なぜかというと科学的根拠や製品開発技術のことがわかってない素人だから。たとえば「肌さらさら」って、肌に水分量が残ってない状態のことを指すが、赤ちゃんの肌は水分が残ると刺激が生まれやすくなるので、水を閉じ込める機能は紙おむつにとって非常に重要なポイント。実際、肌の水分状況を調べれば布おむつや他製品と比べた機能性の高さはわかるのだが、検証結果へのリクエストは消費者からは出てこない。この製品は「さらさらだ」だけでいい。
→単純性、伝わらなくては無意味

・──エンドユーザーを理解する機会をどうつくるか?
量的なデータを見る以外に、エンドユーザーの日常生活を実際に見てそのライフスタイルを観察するのが手っ取り早い。目の前にいる人がナチュラルにしてることを観察する。それがその人の生活習慣だから。気になった行動、自分ではやらない行動は、なんで今そうしたのか尋ねればいいと思う。理解するとはコミュニケーションするということ。

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